パソコン買い替え時のデータ移行はどうする?
方法や注意点を解説
パソコンのデータ移行の方法
新たにパソコンを買い替えた際は、古いパソコンから「データ移行」が必要になります。間違った方法で行うと、データ損失などのトラブルが起きることがあります。正しい方法を知っておくことが重要です。この記事では、パソコン買い替えに伴うデータ移行の方法や注意点、流れについて解説します。
外部メディアを使った移行
代表的な方法として「外部メディアでデータを移行する」という方法があります。この方法は、移行元のパソコンからデータを外部メディアにコピーし、そのデータを新しいパソコンへコピーするというものです。データの流れがわかりやすく、ミスが起きづらいため初心者の方でもハードルが低い方法と言えるでしょう。
他の方法と比較するとコピーの回数が多いため、やや時間がかかります。パソコンのスペックや外付けメディアの規格によっては2〜3時間程度かかることもあります。
ネットワーク越しに移行
同じネットワーク内にあるパソコンへ、ネットワークを経由してデータ移行する方法です。データ移行する前段階の共有設定が必要ですが、外付けメディアを用意する必要がないため、すぐに実施できる方法になります。
ネットワークの通信速度や環境によっては他の方法よりも時間がかかるケースがあり、データ容量などによっては半日〜一日を要することもあります。共有設定なども必要になるので、パソコンに不慣れな方は、外部メディアでのデータ移行の方が良いでしょう。
クラウド経由で移行
クラウドサービスへデータをコピーし、パソコンへ移行する方法です。インターネット環境があればどこでも行えますが、移行するデータ容量以上のストレージを持つクラウドサービスを契約しなければいけません。上述のネットワーク越しでの移行と比較して初期設定の必要がなく、外部メディアを用意する必要もないので、ある程度のパソコンの対する知識がある方であれば効率よくデータ移行が行えるでしょう。
しかし、データ容量やインターネット環境によっては時間を要するので、計画的に行うことをお勧めします。
パソコンのデータ移行について注意点
パソコンのデータ移行には、いくつか注意しなければいけないことがあります。間違った方法で移行してしまうと、データ損失などにつながる危険性があるため、あらかじめ注意点を把握しておきましょう。
データ移行漏れを要チェック
データ移行で最も起きやすいのが「データ移行漏れ」です。本来コピーすべきデータをコピーしていなかったり、コピー中に何らかのエラーで中断されてしまった際に起きやすいです。コピー元のパソコンがあるのであれば、再度データをコピーすれば済むのですが、移行元のパソコン処分してしまった場合は復旧が困難になってしまいます。
データ移行の作業が終わった段階で、移行元のパソコンと見比べて漏れが無いかを確認しましょう。
データ以外の移行は特に慎重に
パソコンの買い替えで必要なのはデータ移行だけではありません。アプリケーションや設定、電子証明書やアクセス権など様々な項目を移行しなければ、移行元のパソコンのようには使えません。移行すべき項目は使い方によって人それぞれなので、この記事では詳細に取り上げませんが、移行前にしっかりと確認しましょう。
誤って既存データを上書きしない
データ移行をする際に、誤って移行先のパソコンから移行元のパソコンにデータを上書きしてしまうと、本来移行する必要があったデータがなくなってしまいます。こうなると復旧は困難となり、取り返しのつかないことになってしまいます。
手動でのデータ移行やソフトでのデータ移行をする際には、移行元と移行先の関係性が合っているかの確認をしましょう。
データ移行の作業手順
データ移行の大まかな手順を紹介します。どの方法でも、大体の考えとしては下記のようになります。
①移行元パソコンからデータをコピーする
移行元のパソコンからデータを外部へコピーします。この際に、コピーする項目に間違いがないかを確認しましょう。
②移行先パソコンへデータをコピーする
移行元からコピーしたデータを移行先の新しいパソコンにコピーします。移行先に間違いがないかを確認しましょう。
③移行漏れが無いか確認
データ移行が終わったら、データに移行漏れが無いかを確認しましょう。問題がないことが確認でき次第、移行元である古いパソコンを処分しましょう。
データ移行のポイントは…
データ移行のポイントは「慎重に正確に行うこと」です。どの項目を移行するかを計画し、移行元と移行先の関係性を把握してデータ移行を行いましょう。データ容量や環境によっては時間を要しますが、急いでしまうとトラブルが起きてしまいます。データは慎重に扱いましょう。
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