停電や落雷からデータを守るには?
パソコンの停電対策について解説
停電や落雷による過電流がもたらす被害
停電や落雷により電気が供給されなくなってしまうと、パソコンの電源が落ちてしまいます。急にパソコンの電源が落ちてしまうと様々なリスクがありますので、紹介します。
パソコンのデータが消失する
停電や落雷により、パソコンの電源が急に落ちてしまうと、それまでに作業していた保存していないデータが失われてしまう危険性があります。ソフトによっては自動保存機能があるものもありますが、基本的には保存していないデータは消えてしまい、復旧は困難になります。こまめなデータ保存をしておくと良いでしょう。
パソコンに負荷がかかり故障の原因になる
落雷による過電流や雷サージがパソコンまで流れてしまうと、パソコン内部のパーツが故障してしまい、起動しなくなってしまったり、データを保存しているHDDやSSDなどのストレージが故障し、データが復旧できなくなる危険性があります。パソコンが故障してしまうと、復旧までに時間やコストを要してしまい、業務に影響を与えてしまいます。
データを守るための停電対策
停電や落雷はパソコンに様々な影響を与えます。あらかじめ対策しておく事で、リスクを最小限に抑えることができるので紹介します。
無停電装置「UPS」の設置
停電により電力供給がストップしてしまうと、パソコンの電源が落ちてしまいます。この様な被害を対策するには「無停電装置(UPS)」を導入することがおすすめです。UPSを簡単に説明すると、内臓の大容量バッテリーに蓄電し、そこから電力供給ができる機器のことを言います。
事前にUPSを設置しておくことで、停電が起きたとしてもUPSから電力供給が行われるので、パソコンの電源が落ちることなくデータを守ることができます。
雷サージ用電源タップの設置
雷サージとは、雷が落ちる際に発生する瞬間的に高い電圧のことを言います。この高電圧がパソコンまで到達すると内部パーツが故障する原因になることがあります。
雷サージを防ぐためには、雷サージ用の電源タップで対策することがおすすめです。通常の電源タップとは違い、雷サージの様な高電圧を吸収する素子が使用されているため、パソコンへの過電流を防止することができます。
定期的にデータのバックアップをする
データを守るという意味で「定期的にデータのバックアップをする」ということは大切です。万が一、停電や雷によってパソコンの電源が落ちてしまっても、こまめにデータを保存しておけばデータを失うリスクを最小限に抑えることができます。
サーバーやクラウドなど、外部のストレージに定期的にバックアップができる様な環境を整えておきましょう。
停電や落雷対策のメリット
万が一被害が発生した際に、停電や落雷対策をしているか、していなかで大きな差があります。これらのメリットを紹介します。
作業に支障をきたさない
停電や落雷により、データが消えてしまったり、パソコンが故障してしまうと作業が止まってしまいます。事前にUPSなどで対策をしておくことで、作業を止めることなく普段どうりの業務が行えます。
もしも対策していない場合、復旧やデータの再作成により業務が滞ってしまいます。
復旧にかかるコストを最小限に抑えられる
定期的なデータのバックアップをとっておくことで、万が一パソコンの故障や、データの消失が発生しても復旧がスムーズに行えます。また、雷サージやUPSを活用することで、パソコンの故障を防ぎ、修理や買い替えなどのコストを最小限に抑えることができます。
もしも対策をしていなかった場合、データの再作成により業務が止まってしまったり、パソコンの修理や買い替えによる金銭的なコストもかかってしまいます。
停電や落雷対策は事前に対策しましょう
停電や雷などの自然災害はいつ起きるか予測できません。事前の対策が大切になります。業務データは大事な資産になりますので、様々な対策をしておきましょう。
ルートシステムでは、停電や落雷の対策についてのアドバイスや環境構築をサポートしています。お気軽にお問い合わせください。