Wi-Fiに繋がらない時の解決策”全部まとめ”
すぐに試せる対処法をプロがすべて解説

公開日: 2023.2.10
更新日: 2024.12.12
Wi-Fiに繋がらない時の解決策”全部まとめ”<br>すぐに試せる対処法をプロがすべて解説

Wi-Fiに繋がらない時のすぐに試せる解決策

1.LANケーブルの確認

Wi-Fiルーターやアクセスポイントに接続されているLANケーブルが正常に接続されていない場合、「Wi-Fiの電波は飛んでいるのにインターネットに繋がらない」という現象が発生します。

念の為、Wi-Fiルーターやアクセスポイントに接続されているLANケーブルを抜いてから数秒待ち、再度接続してみましょう。

※LANケーブルを挿し直す位置は同じポートにしましょう。

接触が悪いことが原因である場合は、この抜き差しをする事で復旧することがあります。

もしもLANケーブルが間違ったポートに接続されている場合も同様の障害が発生するので、接続順を確認しましょう。

2.Wi-Fiルーターを再起動する

Wi-Fiルーターを再起動することで内部の不具合がリセットされ、復旧することがあります。

機種によって方法は様々ですが、電源アダプターの抜き差しやボタンのオンオフをすることで簡単に再起動することができます。

再起動までに数分かかりますので、しばらく待ってからWi-Fiルーターのランプを確認し、正常に点灯していれば再起動は完了です。

もし再起動で復旧しない場合は他の原因も考えられるので、別の方法で原因の切り分けをしましょう。

3.Wi-Fiルーターを再設定する

Wi-Fiルーターの内部にある管理画面にPCからアクセスして内部システムの再設定をすることで復旧することがあります。

他の解決策と比較して少しハードルは高くなりますが、初期設定をしたことがあればそこまで難しくはありませんので、トライしてみるのもありかもしれません。

※誤った設定変更をしてしまうとかえって悪化する可能性もあるので要注意です。

4.Wi-Fiルーターを交換する

他の解決策で復旧せず、Wi-Fiルーターが故障している場合は機器を交換する必要があります。

その際に注意すべきなのは…

  • 初期設定ができるか確認(プロバイダ設定やIPアドレスなど)
  • 使用環境に適したWi-Fiルーターを選定する。

新しいWi-Fiルーターを用意して、ただLANケーブルを接続するだけでは使えないことの方がほとんどです。

あらかじめ設定情報の用意や実際に設定ができるかの確認をしておきましょう。

5.パソコンやスマホなどの再起動

パソコンなどを再起動する事で機器内部の不具合がリセットされ、Wi-Fiに繋がるようになる可能性があります。

もしも他の端末で接続できていて1台のみ接続できないような状況であればWi-Fiルーターでは無く、接続する端末側に問題がある可能性が高いです。

こういった場合、簡単ですぐにできる解決策なので試してみてください。

Wi-Fiが繋がらなくなる原因

Wi-Fiルーターの不具合や故障

Wi-Fiルーターで何らかの不具合が発生していたり、故障してしまっているとWi-Fiが飛ばなくなったり、Wi-Fiは飛んでいるけどネットには繋がらないなどのトラブルに繋がります。

定期的な点検やファームアップを行う事で、急な不具合や故障のリスクを軽減することができるのでスケジュールを組んで計画的にメンテナンスを行うことをおすすめします。

LANケーブルの断線や劣化

LANケーブルとはWi-Fiやルーターなどのネットワーク機器を繋げるケーブルであり、このケーブルがなければネットにつなげることはできません。

このLANケーブルが古く劣化していたり、何らかの原因で断線してしまうとWi-Fiは飛んでいるけどネットには繋がらないといった現象が起こります。

地面にあるケーブルを踏みつけて断線してしまうなど人為的な要因で発生することが多いので、ケーブルを踏まない経路で配線したり、カバーをするなどして対策しましょう。

プロバイダ( 通信回線 )の障害や混雑

プロバイダとはインターネットを利用するための回線契約のことです。

この回線契約をしている管理会社側で通信障害などが発生するとネットが止まり、Wi-Fiは飛んでいるけどネットには繋がらないという現象が起こります。

障害が発生してしまうと他にできることは基本的には無く、障害復旧を待つしかありません。こういった時のために予備でプロバイダ契約をしておくと対応できますが、追加でコストがかかるので要検討です。

また、料金の未払いなどで契約がストップするなど人為的なトラブルが原因で起こることもあるので、支払い状況など確認してみるのもおすすめです。

Wi-Fiを繋がりやすくする方法

周波数帯を変更する

Wi-Fiの電波には2.4GHzと5.0GHzの2種類があります。これにより、SSID(Wi-Fiの名前)の末尾に○○○-aや○○○-gといったように種類が分かれます。

aとgではそれぞれ長所と短所があるのですがどちらも基本的にはネットが使えるので今現在、接続しているSSIDとは違う周波数帯(例:aならgに)に接続しなおしてみてください。

Wi-Fiルーターを最新のモデルに交換する

古いWi-Fiルーターの場合、最新の機器とうまく接続できないケースがあります。

理由はWi-Fiルーターの規格が古いからで、規格が古いものだとセキュリティ面で脆弱性があるため最新の機器はあえて接続できないようにしています。

接続できないこと以外に、不正アクセスなどのセキュリティリスクも高いため早めに最新の規格に対応したWi-Fiルーターと交換することをおすすめします。

また、Wi-Fiの最新企画は従来の通信速度の約1.4倍となっており、クラウド使用など通信量が多く常に通信を行うようなサービスに適しています。

使用環境の状況などをよく確認して、効率化が測れるような機種選定を行いましょう。

Wi-Fiルーターとの距離を近くする

Wi-Fiの電波は距離が遠かったり遮蔽物(ドアや壁など)があると届きづらくなり、うまく接続できないことがあります。

LANケーブルの関係上、簡単には動かせないこともありますが適切な場所に設置することが望ましいです。また、Wi-Fiルーターの性能などでも届く距離や強さに違いがありますので確認が必要です。

電波を発信する家電と同時に利用しない

電子レンジなどの近くにWi-Fiルーターがあると電波が干渉し合い、うまくWi-Fiが機能しないことがあります。

家電だけではなく、水場の近くでもWi-Fiがうまく動作しない場合があります。

あらかじめ家電の配置や水場との位置関係を確認して設置する場所や環境には気を付けましょう。

Wi-Fiはライフラインの1つ

Wi-Fiをはじめとしたネットワーク機器は現代ではライフラインといえます。

急にインターネットが使えなくなるのは「急に水が出なくなった!」というのと同じくらいの緊急事態だと思います。

紹介したような対処法でもWi-Fiの問題が改善しない場合は、重度な障害がネットワーク内で発生している可能性があります。

この場合はネットワークの根本から切り分けて原因を突き止める必要がありますので、ITインフラの知識を持つエンジニアが調査する必要があります。

自社で解決できない場合は信頼できるプロに任せるのも1つの手段です。

横浜で30年以上、ITに携わってきたルートシステムが今なら初回限定でITトラブルの無料相談キャンペーンを実施しています。

詳しくは下記ボタンからご覧ください。