ネットワークループが起きた時に試すべき治し方!
ループが起きると何が起きるかも解説

公開日: 2024.7.30
更新日: 2024.12.13
ネットワークループが起きた時に試すべき治し方!<br>ループが起きると何が起きるかも解説

ネットワークループの基礎知識

ネットワークループとは?

ネットワークループとは、一つまたは複数のネットワーク機器(ルーターやスイッチなど)が、ケーブルなどを介して円形に接続された状態を指します。

この状態では、データパケットがループ内を無限に回り続けることになり、ネットワークが正しく機能しなくなる現象を引き起こします。

ネットワークのトラフィックが過剰に増えることで、遅延や通信エラーが発生し、最悪の場合ネットワーク全体がダウンする恐れがあります。

一般的なネットワーク環境で起こる原因

一般的なネットワーク環境でネットワークループが発生する原因はいくつかあります。

例えば、ケーブル配線の誤りやネットワーク機器の設定ミス、不適切なスイッチの使用などが考えられます。

特に、オフィスやデータセンターなどで多くのネットワーク機器が使用される環境では、複雑な接続構成がネットワークループを引き起こすリスクが高まります。

これにより、ネットワーク全体のパフォーマンスが低下し、データの損失や通信障害などの問題が発生する可能性があります。

ネットワークループの直し方

LANケーブルの経路を1つずつ確認する

ネットワークループが発生するとネットワークの遅延やデータの損失が起こるため、早急に原因を特定する必要があります。

手動での確認手順としては、まず発生する直前に接続したLANケーブルを抜いてみましょう。その後、ネットワークハブに接続されているLANケーブルを1つ1つ確認し、ループ構成になっている箇所を特定します。

具体的にどうするかと言うと、LANケーブルを1本ずつ外してネットワーク機器の点滅状態を観察し、高速点滅のような異常な状態から正常な状態に戻るかを確認します。

特定ができたら、問題の接続を適切な順序に繋ぎ直しましょう。

この際にも注意が必要で、繋ぎ直す前に一度ネットワーク環境を確認し、接続順序を書き出すなどしてから再接続することがポイントです。

自動検出ツールの使用

ネットワークループを効率的に検出するために、自動検出ツールを使用することがおすすめです。

高度なネットワーク機器にはループ検知機能が内蔵されており、自動的にループが発生した箇所を特定します。

導入を検討する場合、事前にツールの機能や設定手順を十分に確認しておくことが重要です。

ネットワークループの原因

ケーブル配線の誤り

ネットワークループの最も一般的な原因として、ケーブル配線の誤りが挙げられます。

例えば、スイッチ間に同じLANケーブルが複数接続されてしまった場合に、ループが発生することがあります。

こうした配線エラーを防ぐためには、接続前に設計図を確認し、適切にケーブルを配置することが重要です。

また、配線後に不必要な接続がないか点検することや、あらかじめケーブルにタグをつけておくことも効果的です。

ネットワーク機器の設定ミス

ネットワークループは、ルーターやスイッチなどのネットワーク機器の設定ミスによっても生じます。例えば、Spanning Tree Protocol(STP)が無効になっている場合、ネットワーク内でのループを検出・防止できないことがあります。

このため、機器の設定を確認し、必要な場合にはSTPを有効にしておくことがポイントです。また、ファームウェアの更新も定期的に行い、最新のセキュリティパッチを適用することも大切です。

不適切なスイッチの使用

ネットワークループは、不適切なスイッチの使用によっても引き起こされることがあります。例えば、ループ検出機能がないスイッチを使用すると、ネットワーク内でのループを防ぐことが非常に難しくなります。

このような場合には、ループ検出機能やSTP機能を持つスイッチに置き換えることを検討しましょう。また、定期的にネットワーク全体の見直しを行い、ループのリスクを最小限に抑えることが重要です。

ネットワークループが引き起こす問題

ネットワークの遅延と不安定

ネットワークループが発生すると、ネットワーク全体に大幅な遅延や不安定が生じます。これは、データパケットが同じ経路を何度も循環し続け、帯域幅を消費するためです。

結果として、通常の通信が妨げられ、ウェブページの読み込みが遅くなったりオンライン会議での音声や映像が途切れるなどの問題が発生します。

ネットワークの効率性を維持するためには、このような遅延や不安定を未然に防ぐことが重要です。

データの損失と通信障害

ネットワークループの問題のもう一つは、データの損失や通信障害です。

ループ内でデータパケットが無限に循環するため、正常な通信が行えず、利用者のデータが消失することがあります。

また、ループが原因でスイッチやルーターの動作が不安定になり、その結果、特定のネットワークセグメントが通信できなくなることもあります。

このような状況を防止するためには、定期的なネットワークの確認と対策が欠かせません。

ネットワーク全体のダウン

最も深刻な問題として、ネットワークループが全体のダウンを引き起こすことがあります。

ネットワークの一部でループが発生すると、その影響が広がり、最終的にはネットワーク全体で通信が停止する事態に至ることがあります。

このような全体的な障害を避けるためには、ネットワークループの検出と直し方を理解し、適切な対策を講じることが重要です。

自動検出ツールやループガード機能付きのスイッチを導入することで、ネットワークの安定性を保つことができます。

ネットワークループの予防策

空いているLANポートをロックする

ネットワークループを防ぐための一つの方法として、空いているLANポートをロックすることが挙げられます。

空いているポートが存在すると、誤ってケーブルが接続される可能性が高まり、これが原因でネットワークループが発生することがあります。

ポートロック機能を使うことで、このリスクを回避することができます。また、LANケーブルの取り外しや挿入権限を管理者のみに限定することも有効です。

最も簡単な方法は空いているLANポートをテープなどで物理的に塞いでしまうことです。

ループ検知機能付きスイッチの使用

ループ検知機能を持ったスイッチを導入することも効果的なネットワークループの予防策です。

これらのスイッチは、ネットワーク全体にループが発生した場合に即座に検出し、問題を自動的に修正する機能を備えています。

STP(Spanning Tree Protocol)を活用してループを回避する方法や、ループガード機能を導入することで、ネットワークの安定性を確保します。

定期的なネットワークの点検

紹介したような対処法でもネットワークループが改善しない場合は、重度な障害がネットワーク内で発生している可能性があります。

この場合はネットワークの根本から切り分けて原因を突き止める必要がありますので、ITインフラの知識を持つエンジニアが調査する必要があります。

自社で解決できない場合は信頼できるプロに任せるのも1つの手段です。

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