インターネットの仕組みを
図解でわかりやすく解説

2023.03.07
2024.11.07

そもそもインターネットってなんだろう?

internetは「inter(中間、間、相互)」「net(網、網目上の〜)」という言葉の組み合わせで、「コンピューターの(間)を張り巡る(網)」という意味になります。細かく話すと難しい専門用語などがたくさん出てきてしまうのでわかりやすくまとめると「世界中に網のように張り巡っていてそれぞれつながり合っている」と解釈していただければ良いと思います。この「インターネット」という網を使ってデータを送ったり受け取ったりします。みなさんが使っているメールや動画配信サービスも基本は「インターネットを使ったデータのやり取り」で成り立っています。

インターネットを理解するために覚えておきたいこと

インターネットについてはなんとなく理解できましたか?では次にインターネットを使ったサービス(メールなど)の仕組みをご説明したいのですがどうしても覚えていただきたい専門用語がいくつかあります…これからご説明する専門用語がどの内容にも、どうしても出てきてしまうのでなんとなくでも覚えましょう!

IPアドレス

「IPアドレス」の言葉を分解すると、Internet「コンピューターの(間)を張り巡る(網)」 protocol「インターネット上のルール、規格」address「宛先、住所」という言葉の組み合わせであることがわかります。この言葉を繋げて解釈すると「世界中につながっている網(Internet)の中の何語で話すのか(protocol)住所(address)はどこなのか」となります。この言語や住所などをまとめた情報を総称して「IPアドレス」と言い、この住所をコンピューターの中では「192.168.1.1」といった4つの数字の塊で管理しています。この並びの数字が出てきたら「IPアドレスだ!」と思ってください。基本的にはPCなどの機器1つ1つを識別するために必ず1台ずつ「192.168.1.1」のような「IPアドレス」を持っています。

ドメイン

ドメインの言葉の意味は「全体の中に定義される部分領域」という意味になります。上記で説明した「IPアドレス」はPCなどの機器を識別するための住所とご説明しましたが「ドメイン」は「インターネット上のあるWEBサイトやサーバーがどこにあるかを示す住所」という意味合いになります。意味合いとしては似ていますが「IPアドレス」は「192.168.1.1」といった数字なので人間にはわかりづらくなっています、この数字を英語の文字列で表しているのがまさに「ドメイン」です。よく目にするURL(https://www.○○○○.jp)の一部の文字列のことで、WEBサイトがPCやスマホの画面に表示されているのはこの「ドメイン」という「インターネット上の住所」に「WEBサイト見せて!」と問い合わせているからです。

DNSサーバー

DNSサーバー(Domain Name System)は数字で構成されている「IPアドレス」と英語の文字列で構成されている「ドメイン」を変換してくれるサーバーです。例えば、インターネット上のWEBサイトを閲覧しようとして毎回「192.168.1.1」といった数字を覚えて入力するのは難しいですし非効率ですよね?もっとわかりやすい「google.com」といったサービス名が英語で入っているような文字列の方が人間にはわかりやすいですよね。「google.com」と入力して検索する際に、裏では「DSNサーバー」が英語の文字列を「192.168.1.1」といったコンピューターが理解できる言語「IPアドレス」に変換してくれています。この変換ができないとコンピューター側は「このドメインの住所のIPアドレスわからないから表示できないや」と言ってエラー画面を表示します。ざっくり言うと「人間語とコンピューター語の翻訳機」みたいなものですね。

Webサーバー

Webサーバーとは、WebサイトやWeb上で動くソフトの情報やデータが格納された倉庫のようなものです。みなさんがWebサイトを閲覧できているのはこの倉庫からデータを選んで表示しているからです。Webサーバーは物理的に世界のどこかに存在していますが絶対に目にすることはないと思います(大事なデータが詰まったモノなので場所は基本的に非公開)。この「Webサーバー」はインターネットに常時接続されていて「IPアドレス」を持っています。この「Webサーバー」の「IPアドレス」に問い合わせることでWebサイトが表示されます。

よく使われているインターネット通信の仕組み

では次に「インターネットを使ったデータのやり取り」が実際にどのように行われているのかをよく使われるサービスを例としてご説明します。

WEBサイトが表示されるまでの流れ

1.閲覧したいサイトを検索したりURL(https://www.○○○○.jpのような文字列のこと)を入力します。


2.入力されたURLやクリックしたサイトのURLに含まれる「ドメイン」から「DNSサーバー」に「Webサーバー」の「IPアドレス」を問い合わせます。


3.閲覧したいWebサイトのデータが格納された「Webサーバー」の「IPアドレス」を「DNSサーバー」が見つけて教えてくれます。


4.「DNSサーバー」に教えてもらった「IPアドレス」の「Webサーバー」にアクセスして「Webサイトのページのデータを見せて!」と要求します。


5.「Webサーバー」から送られてきたデータをあなたのPCやスマホの表示します。

インターネットの歴史

日本でインターネットが開始したのが「1984年」です。その後、1985年にNTTが設立され、1995年位「Windows95」が発売されました。翌年の1996年のインターネット人口普及率はわずか3.3%でしたがそこか徐々に日本中に広がり今となってはインターネットが当たり前の世の中になっていきました。こう見てみると意外と浅い歴史であることがわかります。

インターネットの進化と将来性…

みなさんが持っていいるスマホやPCは十数年前まではこの世に存在しませんでした。それまでは手紙やモールス信号といったかなりアナログな通信手段でお互いの状況や伝達をしていたのです。そう考えてみるとインターネットはまだまだ進化の途中なのかなと思います。

これからインターネットは「人々の暮らしをより良くする」を目標に「IoT」や「DX」「AI」「デジタル化」などより発展していくと言われています。人生100年と言われる今の日本ですが、わたしたちが生きている間に車は空を飛び、頭で考えたことがそのまま反映されるようなPCやスマホなどSF映画のような想像もできない発明が生まれるかもしれません。