重いエクセルを軽くする方法はある?
すぐに試せる対処方法を紹介
エクセルを軽くする方法【レベル:初心者〜中級者】
不要なデータの削除
最も簡単ですぐにできる対処法は不要なデータを削除することです。
エクセルファイル内の不要な行や列、空白のセルや挿入物(画像など)、シートなど、使用していないデータは削除することでファイル自体のサイズを減らすことができます。
よくあるトラブルの原因として多いのが「昔に作ったファイルにデータを継ぎ足して使っている」です。
昔は今ほどソフトやサービスが潤沢ではなかったため、エクセルで何でも管理しているような状況が往々としてありましたが、これを今でも続けてしまっているとファイルの動作が遅くなり、結果的にファイル破損にまで繋がるリスクがあるので要注意です。
ファイル内のデータを別ファイルに分割したり、管理方法をエクセルからクラウドサービスに移行するなどして対策を検討してみましょう。
数式の値だけにする
エクセルファイル内に多くの数式が存在する場合、計算を行うために一定の処理時間が必要となります。そのため、数式を値だけに変換することで、ファイルの処理速度を向上させることができます。
計算後、その値が不動な場合はこの対策が有効的でしょう。
しかし、今後も変動する可能性があるのであれば数式は残さなければいけませんので、他の対策を試してみてください。
画像サイズの縮小
エクセルファイル内に大きな画像が含まれている場合、その画像データがファイルサイズを大きく引き上げる原因となります。画像のサイズを縮小することで、ファイルサイズを劇的に軽くすることができます。
WEB上で画像のサイズを圧縮できるサービスがありますので、こういったサービスを試してみるのも一つの手です。
外部リンク: オンラインで画像を圧縮。最高の画質および圧縮方式
エクセルを軽くする方法【レベル:上級者】
バイナリ形式に変換する
エクセルファイルは、保存形式をバイナリ形式に変換することでファイルサイズをより効果的に圧縮することができます。バイナリ形式に変換すると、テキストデータや数式が圧縮され、ファイルサイズが軽くなります。
変換方法は、ファイルを開いた後、[ファイル]メニューから[保存]を選択し、[保存形式]でバイナリ形式を選択します。
ただし、バイナリ形式は互換性が低いのでMacOSなどWindows以外のOSとの共有をする場合は避けた方がいいでしょう。
アドインを無効にする
アドインは、エクセルの機能を拡張するために追加されたプログラムですが、いくつかのアドインはファイルサイズを増やす原因となることがあります。不必要なアドインを無効にすることで、ファイルサイズを減らすことができます。
アドインを無効にするには、[ファイル]メニューから[オプション]を選択し、[アドイン]タブをクリックします。アドインの一覧から不要なアドインを選択し、[無効]ボタンをクリックします。
何をしてもエクセルが重い時は…
紹介した方法でもエクセルが重い場合は何か別の問題が絡んでいる可能性があります。その場合、パソコン内部で競合しているプログラムなど調査からしなければいけません。
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