Gmail宛にメールが送信できない!?
対処法と原因を解説

2024.01.24
2024.11.07

メール送信エラーの一般的な原因

Gmail宛にメールが送信できない場合、以下のような一般的な原因が考えられます。

SPFレコードの設定問題

SPFレコードの設定に問題がある場合、Gmailはメール送信元のドメインを信頼できないと判断し、メールを受信しない可能性があります。SPFレコードが正しく設定されていない、または設定が複数行に分かれている場合、エラーが発生することがあります。SPFレコードの設定を確認し、正しい形式で設定されていることを確認してください。

企業メールサーバーとの接続問題

メール送信元の企業メールサーバーとGmailのサーバーとの接続に問題がある場合、メールが正常に送信されないことがあります。企業のネットワーク環境やセキュリティ設定によって、Gmailとの通信が制限されている可能性があります。また、企業のメールサーバーがスパムフィルターやファイアウォールによってGmailのメールをブロックしている場合もあります。確認するためには、ネットワーク管理者やメールサーバーの管理者に相談してください。

具体的なエラーメッセージとその対処法

メールの送信エラーが発生した場合、Gmailから返されるエラーメールには具体的なエラーメッセージが含まれています。以下にいくつかのエラーメールの例とその解釈を示します。

エラーメールの例とその解釈

例えば、「550 5.1.1 The email account that you tried to reach does not exist」というエラーメールが返ってきた場合、送信しようとしたメールアドレスが存在しない可能性があります。メールアドレスのスペルミスや誤ったアドレスの入力を確認し、正しいアドレスを入力して再度送信してください。

また、「550 5.2.2 The email account that you tried to reach is over quota」というエラーメールが返ってきた場合、受信者のメールアカウントが容量オーバーになっている可能性があります。受信者に連絡してメールボックスの容量を確認し、必要な場合は容量を増やすか、メールボックス内のメールを削除してもらってください。

エラーメッセージの英文とその対処法

エラーメールの内容には英文が含まれている場合もあります。英語のエラーメッセージを理解し、適切な対処法を行いましょう。

例えば、「Your message was blocked by our spam filters」というエラーメッセージが返ってきた場合、送信したメールがGmailのスパムフィルターによってブロックされた可能性があります。メールの件名や本文にスパムメールのようなキーワードやURL、添付ファイルが含まれているかを確認し、メールの内容を修正して再度送信してください。

また、「DNS Error: Domain name not found」というエラーメッセージが返ってきた場合、送信しようとしたドメインが無効な可能性があります。送信先のドメイン名が正しいか、ドメインの設定に問題がないかを確認してください。


エラーメールの内容を確認し、適切な対処法を行うことで、Gmail宛にメールが送信できない問題を解消することができます。

メール認証の設定とその対応

Gmail宛にメールが送信できない場合、問題の解決にはメール認証の設定を確認する必要があります。メール認証には主にSPF(Sender Policy Framework)とDKIM(DomainKeys Identified Mail)の設定があります。

SPFの設定

SPFは、メール送信者ドメインが正当なメール送信元であることを証明するための仕組みです。SPFレコードを設定することで、メール受信サーバーは送信元が正当かどうかを確認することができます。

SPFレコードはドメインのDNSに設定する必要があります。SPFレコードが適切に設定されていない場合、メール送信がエラーとなる可能性があります。

適切な設定を行うためには、利用しているネームサーバーのドキュメントやサポート情報を参考にすることをおすすめします。

DKIMの設定

DKIMは、メールの認証および改ざんの防止を行うための仕組みです。DKIMでは、メール送信者がメールの送信時に暗号化した署名を付加し、受信サーバーはその署名を検証して信頼性を確認します。

DKIMの設定には、ドメインのDNSに公開鍵を登録する必要があります。具体的な設定方法は、利用しているメールサービスやプロバイダーのドキュメントやサポート情報を参考にしてください。

以上が、Gmail宛にメールが送信できない場合のメール認証の設定と対応方法です。メール送信者側と受信者側の両方の設定を確認し、適切な認証が行われるようにすることで、メール送信エラーを解消することができます。

その他のトラブルシューティング

特定のメールアドレスのみ送信できない問題が発生する場合があります。これは、そのメールアドレスが迷惑メールフィルターによってブロックされている可能性があるからです。
 

迷惑メールフィルターは、スパムメールやなりすましメールをブロックするために使用されますが、時には正当なメールも誤ってブロックしてしまうことがあります。

メール送信者側で特定のメールアドレスに送信できない場合、以下のチェックポイントを確認してください。

  • メールアドレスが正しく入力されているか確認します。
  • 送信先のメールアドレスが正常に機能しているか確認します。
  • 送信先のメールアドレスが受信者からの同意を得ているか確認します。
  • 添付ファイルがメールサービスの容量制限を超えていないか確認します。
  • 送信ドメイン認証(SPF、DKIMなど)の設定が正しく行われているか確認します。
  • 送信元のIPアドレスがブラックリストに登録されていないか確認します。

これらのチェックポイントを確認しても問題が解決しない場合は、送信先のメールサービスプロバイダに問い合わせることをおすすめします。

SPF設定後の反映時間

SPF(Sender Policy Framework)は、メール送信者のドメインがメール送信を許可しているかどうかを確認するための認証メカニズムです。SPFの設定を変更した場合、その変更が反映されるまでには時間がかかることがあります。

SPF設定の反映時間は、DNSキャッシュの更新によって決まります。一般的には最大で24~48時間かかる場合がありますが、多くの場合は数時間以内に反映されます。

SPF設定後もメール送信がうまくいかない場合は、DNSのキャッシュクリアや送信ドメインの再確認を行ってみることをおすすめします。また、問題が解決しない場合は、メールサービスプロバイダやドメインの管理者に問い合わせて、設定の正確性を確認してください。

メールのトラブルは専門業者へ

メールのトラブルを解決するには、少し難しい設定を編集したり変更する必要があります。設定ミスによってトラブルの悪化や深刻化する可能性があり、最悪のケースでメールが一定期間使えなくなってしまうことも考えられます。

そうなる前に、IT専門業者にサポートを依頼しましょう。ルートシステムでは、メールをはじめとしたパソコントラブルを30年のノウハウで解決に導きます。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください!