パソコンを強制終了すると壊れる?
リスクや対策について解説
パソコンの強制終了がもたらすリスクとは?
表示がフリーズしたり、更新が進まずどうしようもない場合、パソコンの強制終了を余儀なくされることがあります。その際のリスクや、適切な対処法をこの記事で紹介します。
システムの異常やデータの損失のリスク
パソコンを強制終了することで、それまで稼働していたシステムや編集中のデータが破損・損失してしまう可能性があります。強制終了をする前に、バックアップを事前に取っていたのかを確認し、実施するか検討しましょう。
ハードウェアの故障の可能性
パソコン内の部品に「HDD」というものがあります。この部品は、データを書き込み保存する役割を担っています。HDDにデータを書き込んでいる最中に強制終了してしまうと、HDDに物理的なダメージを与えてしまう可能性があります。
万が一、HDDが故障するとパソコンが正常に起動しなくなってしまったり、保存していたデータが消えてしまうことが考えられるので、強制終了する際は慎重に検討しましょう。
ソフトウェアの不安定化
パソコンの強制終了をすることで、稼働中のソフトウェアも強制終了されてしまうため、動作が不安定になってしまうことがあります。強制終了する際は、ソフトウェアの稼働状況やバックアップの有無を確認してから実施を検討しましょう。
復旧にかかる時間と手間
万が一、不具合や障害が発生した場合の復旧にかかる時間やコストを想定してから強制終了の実施を検討しましょう。重要なデータや機関ソフトを管理しているパソコンの場合、復旧に多くのコストがかかってしまうので要注意です。
パソコン強制終了とトラブルを防ぐための対策とは?
正常な終了方法の確認と実行
パソコンの正しい終了方法をあらかじめ確認・把握しておくことで、強制終了をせずとも問題を解決できるケースがあります。
例えばWindowsの場合、物理的な電源ボタン以外にも方法がありますので紹介します。
- 「alt」と「F4」を同時に押下
- 表示されたウィンドウからシャットダウンを選択し、「OK」をクリック
この方法は簡単に試すことができるので、把握してくと良いでしょう。
頻繁なデータの保存とバックアップ
強制終了を含め、パソコンが急に使えなくなってしまうケースは数多くあります。トラブルを事前に想定し、データのこまめな保存やバックアップは重要です。
あらかじめバックアップ環境を構築し、トラブルに備えた運用を設計しましょう。
パソコン強制終了をした場合の自己判断基準とは?
問題の状況と影響の度合いを確認
パソコンの強制終了が原因で、トラブルが起きた際は症状に応じて専門業者に対応を依頼するのかを考える必要があります。
- パソコン本体が全く起動しない
- 映像が映らない
- 起動とシャットダウンが繰り返される
- 起動後にブルスクーリンになってしまう
上記の症状の場合、ハードウェアやOSに大きな障害が発生している可能性があるため、個人での復旧は困難になると思います。専門の業者に相談し、必要に応じた対応を検討しましょう。
復旧までの時間と手間を見積もる
復旧までにどれくらいの時間がかかるかを、ある程度見積もりましょう。復旧作業中はパソコンを使えないので、すぐに業務を再開したい時は、代わりのパソコンを用意する必要があります。
パソコンの強制終了はリスクだらけ…
パソコンの強制終了にはリスクがつきものです。やむを得ない状況になった場合、一度、ルートシステムにお問い合わせください。
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