重いエクセルを軽くするには?
原因と対処方法を解説

2024/02/07
2024/02/05

エクセルの重さの原因

エクセルの重さの原因はいくつかありますが、主な原因は以下の通りです。

データ量が多い

エクセルファイルに含まれるデータが多いほど、ファイルサイズが大きくなります。たとえば、大量の行や列、セルにデータが入っている場合、ファイルサイズは増加します。

データ量が多い場合は、不要なデータを削除するなどして整理することでファイルサイズを軽くすることができます。

画像や数式が多い

エクセルファイル内に多数の画像や数式が含まれている場合、ファイルサイズが大きくなることがあります。画像や数式はデータ量が大きいため、これらの要素が多いほどファイルサイズが増えます。

ファイルを軽量化するためには、不要な画像や数式を削除するか、サイズを縮小することが効果的です。

古いバージョンのエクセル

古いバージョンのエクセルを使っている場合、ファイルサイズが大きくなることがあります。新しいエクセルのバージョンでは、より効率的なデータ圧縮アルゴリズムが採用されているため、ファイルサイズが小さくなる傾向があります。

古いバージョンのエクセルを使用している場合は、最新バージョンへのアップグレードを検討することでファイルサイズを軽くすることができます。

エクセル軽量化の基本的な手法

エクセルの重さを解消するためには、以下の基本的な手法を用いることが効果的です。

不要なデータの削除

まずは、不要なデータを削除することで、エクセルファイルのサイズを減らすことができます。不要な行や列、空白のセルなど、使用していないデータは削除しましょう。

数式の値だけにする

エクセルファイル内に多くの数式が存在する場合、計算を行うために一定の処理時間が必要となります。そのため、数式を値だけに変換することで、ファイルの処理速度を向上させることができます。

画像サイズの縮小

エクセルファイル内に大きな画像が含まれている場合、その画像データがファイルサイズを大きく引き上げる原因となります。画像のサイズを縮小することで、ファイルサイズを劇的に軽くすることができます。

エクセル軽量化の上級者向け手法

エクセル軽量化の基本的な手法では不十分な場合、以下の上級者向けの手法も試してみることができます。

バイナリ形式に変換する

エクセルファイルは、保存形式をバイナリ形式に変換することでファイルサイズをより効果的に圧縮することができます。バイナリ形式に変換すると、テキストデータや数式が圧縮され、ファイルサイズが軽くなります。

変換方法は、ファイルを開いた後、[ファイル]メニューから[保存]を選択し、[保存形式]でバイナリ形式を選択します。

アドインを無効にする

アドインは、エクセルの機能を拡張するために追加されたプログラムですが、いくつかのアドインはファイルサイズを増やす原因となることがあります。不必要なアドインを無効にすることで、ファイルサイズを減らすことができます。

アドインを無効にするには、[ファイル]メニューから[オプション]を選択し、[アドイン]タブをクリックします。アドインの一覧から不要なアドインを選択し、[無効]ボタンをクリックします。

ファイルをZIPに圧縮する

エクセルファイルをZIP形式に圧縮することでファイルサイズを小さくすることができます。

圧縮するには、エクセルファイルを右クリックし、[送る]メニューから[圧縮(zipped)フォルダにする]を選択します。圧縮されたフォルダが作成され、ファイルサイズが圧縮されます。圧縮フォルダ内のファイルを使用するには、圧縮を解除する必要があります。

エクセル軽量化でストレスフリーな作業を

エクセルファイルが重くなると、作業効率が低下しストレスが溜まります。いくつかの基本的な手法と上級者向けのテクニックを使うことで、エクセルファイルの軽量化が可能なので、試してみましょう。

まず、基本的な手法として、データ量を減らすために不要なデータや空白のセルを削除すること、数式を値として保存すること、画像のサイズを縮小することが挙げられます。これらの手法によって、ファイルサイズを軽くすることができます。

さらに、上級者向けの手法として、ファイルをバイナリ形式に変換することやアドインを無効にすること、ファイルをZIPに圧縮することがあります。これらの手法を使えば、より効果的にファイルサイズを削減することができます。

エクセルの軽量化には、上記の手法を組み合わせることが重要です。また、パソコンの性能やOSのバージョンもファイルサイズに影響することを忘れずに注意しましょう。

エクセル軽量化のテクニックを使って、ストレスフリーな作業環境を手に入れましょう。