パソコンの電源はつけっぱなしにしても大丈夫?
長期休暇の前に要確認!

公開日: 2023.12.27
更新日: 2024.11.7
パソコンの電源はつけっぱなしにしても大丈夫?<br>長期休暇の前に要確認!

パソコンの電源をつけっぱなしにするメリット

起動時間が短縮される

パソコンの電源をつけっぱなしにしておくと、いつでも素早く作業を開始できるという利点があります。起動にかかる時間を待つ必要がなくなるため、作業効率が向上します。

特に起動が遅くなってしまっている古いPCや処理速度が遅い、スペックが高くないPCでは大きなメリットになるでしょう。

リモートデスクトップ接続が可能となる

VPNルーターが設置されている場所であれば、電源をつけっぱなしにしておくと、自宅やオフィスなどの外出先からでもリモートデスクトップ接続が可能になります。これにより、外出先からでも自分のパソコンにアクセスしてファイルの確認や編集ができます。リモートで作業ができるので、仕事や学習の効率が上がるでしょう。

参考にVPNについて詳しく紹介している記事を紹介します。

リモートアクセスならVPN!導入メリットと活用シーンを紹介

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パソコンの電源をつけっぱなしにするデメリット

電気代がかかる

パソコンの電源をつけっぱなしにしておくと、常時電力を消費するため電気代がかかることがあります。特にデスクトップパソコンは消費電力が高いため、長時間つけっぱなしにすると電気料金が上昇する可能性があります。

また、ディスプレイや外部機器も一緒につけっぱなしにしておくと、より多くの電力が必要になります。

パソコンの寿命が縮むおそれがある

パソコンをつけっぱなしにしておくと、パーツが常に動作し続けるため、寿命が短くなる可能性があります。特に冷却機能の弱い小型デスクトップパソコンでは、熱がたまりやすくなり故障の原因となることがあります。

ノートパソコンの場合も、長時間使用しないときには電源を切ることを推奨します。ノートパソコンは24時間つけっぱなしにすることを想定していないため、熱による故障や火災のリスクがあります。

火事などの災害が発生する可能性がある

パソコンをつけっぱなしにしておくと、万が一の火災や故障などの災害が発生する可能性があります。特に電源部分が過熱することによる火災のリスクがありますので、火気厳禁の場所での使用には注意が必要です。

セキュリティ面でのリスク

パソコンの電源をつけっぱなしにしておくと、セキュリティ面でのリスクが高まることがあります。特にインターネットに接続されている場合、ウィルスやマルウェアに感染するリスクが増えます。

パソコンをつけっぱなしにする場合には、セキュリティソフトの常時更新やファイアウォールの設定など、セキュリティ対策をしっかりと行う必要があります。

電力の消耗と電気代について

パソコンの電源をつけっぱなしにすることによって、想像以上に電気代がかかる可能性があります。デスクトップパソコンの場合、つけっぱなしの時の消費電力は、標準時で約40.0Wから最大時では約90.0Wとされています。一方で、ノートパソコンはスリープ時に約14.0Wの電力を消費します。

電源がつけっぱなしの場合の電気代

パソコンの電源をつけっぱなしにしている場合、パソコン自体が稼働し続けるために電気を消費し続けます。これによって、電気代が増加する可能性があります。特にデスクトップパソコンの場合、つけっぱなしの時には冷却ファンやハードディスクなどが動作し、消費電力が高くなります。

スリープモードとの比較

パソコンをスリープモードにする場合、電源は入ったままですが、パソコンの動作を一時停止します。この状態では、デスクトップパソコンの消費電力はわずかなので、電気代の増加はほとんどありません。一方、ノートパソコンではバッテリーの消耗が起こる場合がありますが、通常はスリープモードに切り替えることで、消費電力を抑えることができます。

ただし、スリープモードからの復帰時間は通常、数秒から数十秒程度かかるため、すぐに作業を再開したい場合にはパソコンの電源をつけっぱなしにする方が便利です。また、スリープモードではリモートデスクトップ接続ができないため、リモート作業が必要な場合には電源をつけっぱなしにすることが必要です。

パソコンの電源をつけっぱなしにするリスク

デスクトップパソコンとノートパソコンの違い

デスクトップパソコンとノートパソコンでは、電源をつけっぱなしにすることによるリスクが異なります。

デスクトップパソコンは基本的に24時間稼働に耐える設計がなされていますが、発熱が問題となる場合もあります。特に冷却機能が不十分な小型のデスクトップパソコンでは、長時間の連続使用やオーバーヒートによる故障のリスクがあります。そのため、冷却ファンや通気口の掃除を定期的に行うなど、適切な冷却対策が必要です。

一方、ノートパソコンは基本的に24時間稼働には適していません。ノートパソコンはデスクトップパソコンと比べて冷却機能が限られており、フリーズや過熱による故障、さらには火災のリスクがあります。そのため、ノートパソコンは長時間使用しない場合には電源をオフにしておくことが推奨されています。

長期間の電源つけっぱなしによる影響

パソコンを長期間電源をつけっぱなしにしておくと、いくつかの潜在的な影響があります。

まず、電気代が増えるという問題があります。パソコンはつけっぱなしの状態でも一定の消費電力を要しますので、24時間稼働する場合は無駄な電気代がかかります。節電を考えるなら、不使用時間や就寝時などには電源を切ることが望ましいでしょう。

さらに、常に電源が入っている状態ではパソコンの寿命が縮む可能性もあります。パーツが常に動作することによる摩耗や熱による劣化が進み、故障のリスクが高まることがあります。定期的なメンテナンスや冷却対策を行っても、長期間の電源ONによるパーツの劣化は避けられません。

さらに、火事などの災害が発生する可能性もあります。パソコンは電子機器であり、長時間使用していると発熱が増え、火災の原因となることがあります。特に故障や不具合がある場合は、長時間の電源ONは避けるべきです。

最後に、セキュリティ面でもリスクが存在します。パソコンの電源がついたままであれば、不正アクセスやウイルス感染の被害を受ける可能性が高まります。セキュリティ対策が不十分な状態で長期間電源をつけっぱなしにすることは避けるべきです。