ルーターの寿命は○○年!
あなたの会社は 大丈夫?

2023/05/30
2024/01/11

ルーターの寿命はどれくらい?

ルーター本体4〜5年
通信規格2〜6年
セキュリティ2〜5年

通信規格の面では、寿命が2〜6年と言われています。通信規格とはWi-Fiの種類のことを指しますが、古いルーターは新しい通信規格が登場した場合、その規格に対応できない可能性が高いです。こういった理由で寿命が2〜6年と言われています。

セキュリティ面では、寿命が2〜5年と言われています。ルーターは通信を暗号化する機能を持っているので、盗聴などのサイバー攻撃への対策をしてくれています。しかし、ルーターが古くなっていくにつれて暗号化方式も古い方式にしか対応できなくなってしまい、古くなった部分の脆弱性からサイバー攻撃を受けてしまう可能性が高まります。こういった理由でセキュリティ面での寿命は2〜5年と言われているんですね。

ルーターの寿命が近くなると起きる症状

  • 通信速度が遅くなってきた
  • Wi-Fiが急に途切れる
  • 電源が入らなかったり急に落ちる

このような症状が頻発するようになったらルーターの寿命が近いと言えるでしょう。完全に寿命が訪れて壊れてしまう前に買い替えをおすすめします。

ルーターを買い替える時の注意点

ルーターを買い替える際に、注意すべきことがいくつかあるので紹介します。

通信規格や速度の確認

世代規格名最大通信速度
第6世代(2019年)IEEE 802.11ax9.6Gbps
第5世代(2013年)IEEE 802.11ac6.9Gbps
第4世代(2009年)IEEE 802.11n600Mbps
第3世代(2003年)IEEE 802.11g54Mbps
第2世代(1999年)IEEE 802.11a54Mbps
第1世代(1997年)IEEE 802.112Mbps

ルーターを使う用途を再確認し、必要な通信速度の目安を把握しましょう。例えば、大容量のデータを送受信したり、オンラインゲーム、動画配信サービスなどをよく利用する場合は、それなりに良い性能のルーターを用意しなければ、データの送受信に時間がかかったり、タイムラグが生じてしまいます。まずは、自分がよく利用するサービスなどを洗い出し、環境を把握しましょう。その上で、適切な通信規格や速度のルーターを選びましょう。

最大接続台数の確認

Wi-Fiルーターには「最大接続台数」というものがあります。同時に何台まで接続できるかという目安のことですが、あらかじめ確認しておかないとなりません。今の時代、1人がWi-Fiに接続する機械はPCやスマートフォン、タブレットやゲーム機など含め2〜3台と言われています。家族や同居人、従業員に確認してしっかりと台数の確認をしましょう。

電波が届く範囲の確認

Wi-Fiルーターによって電波が届く距離や強弱が決まっています。設置するお部屋の広さやドアや壁などの干渉物の数、経路をしっかり確認した上でルーターを選びましょう。他にも電子レンジなどの家電製品の近くはなるべく避けるようにするなどして設置場所を検討しましょう。

セキュリティ性能の確認

暗号化方式の種類はルーターのグレードによって差があります。最新鋭の暗号化規格に対応しているものが1番ですが、少し前に発売されたルーターは避けましょう。買い替えてもすぐにセキュリティ面で古くなってしまっては意味がありませんからね。また、Wi-Fiに接続する機器が買い替えるルーターの暗号化規格に対応しているかを確認しておいた方が良いです。暗号化規格だけ新しくても接続する機械が古いと接続できないこともあります。

会社で使うなら法人向けルーターがおすすめ

会社で使うルーターを買い替えるのであれば、法人向けのモデルがおすすめです。法人向けモデルのルーターは耐用年数が長く、通常の家庭向けモデルよりも負荷に強いため、長く使うことができます。さらに、業務で利用する前提で設計されているので通信速度はもちろん、最大接続台数や電波の届く範囲、電波の強さが通常の家庭向けモデルよりも高く、大容量のデーター通信や動画配信、多数の同時接続をしてもストレスなく利用できます。

また、セキュリティ性が高いのでお仕事のデーターを安全に送受信することができます。ゲストWi-Fiを設定することも可能で、ゲストと業務用のネットワークを分けることも可能です。これにより、ゲスト側からの不正アクセスを防止することができます。

本来、家電量販店で売られているような家庭無向けモデルのルーターは会社で使う用途では作られていないので様々な面で足りていません。会社ならぜひ、法人向けルーターをご検討ください。

おすすめの法人向けルーター・アクセスポイント

おすすめの法人向けルーターとアクセスポイントを紹介します。

YAMAHA RTXシリーズ(ルーター)

RTXシリーズは、高速で信頼性の高いワイヤレスネットワーク接続を提供するために設計されています。多くのモデルでは、最新のIEEE 802.11規格に対応しており、高速なWi-Fi接続を提供します。また、多くのセキュリティ機能を備えており、安全なネットワーク環境を実現します。

RTXシリーズは、家庭用やビジネス用など、さまざまな用途に適した複数のモデルがあります。一部のモデルには、VPN(仮想プライベートネットワーク)機能やファイアウォール機能も搭載されており、セキュリティ面でも高いレベルの保護が可能です。

YAMAHA WLXシリーズ(アクセスポイント)

WLXは、企業や学校、医療機関、ホテルなど、さまざまな施設で使用される、高性能なワイヤレスLANアクセスポイントです。

WLXアクセスポイントは、IEEE 802.11ac規格に対応しており、最大1.3Gbpsの高速データ伝送が可能です。また、高密度なユーザー環境でも、スムーズな通信を実現するための機能が搭載されています。さらに、セキュリティ機能も充実しており、企業などで必要な機能や規格に対応しています。

WLXアクセスポイントは、スリムなデザインで、天井や壁に設置することができます。また、PoE(Power over Ethernet)に対応しているため、電源コンセントの設置が不要で、シンプルな設置が可能です。

ヤマハのWLXアクセスポイントは、高速かつ安定したWi-Fi環境を提供するために設計されており、ビジネス環境でのワイヤレスネットワーク構築に最適です。

製品ページ:YAMAHAアクセスポイント(Wi-Fi)

ルーターの入れ替えは専門業車に任せましょう!

ルーターの入れ替えは専門業車に任せましょう。ただ差し替えればいいというものではなく、インターネット回線(プロバイダー)との接続設定やWi-FiのSSID、パスワードの設定、ファームアップやセキュリティの初期セットアップなど最初にやらなければならないことが意外と多くあります。

知識がない状態で入れ替えようとしてうまくいかず、なかなかインターネットが使えないこともよくあるケースです。ルーターなどのネットワーク機器の入れ替えや設定はプロの業者に依頼することで、ミスなくスムーズにインターネットが利用できるようになります。

完全に寿命が来る前に入れ替えを

いかがでしたでしょうか?ルーターの寿命は急に訪れることがあります。少しでも調子が悪いと感じた際は、早めの入れ替えを検討した方が良いでしょう。もしも、急にインターネットが停止すると、お仕事や趣味が予定通り進まないというトラブルになります。弊社が初めてお伺いするお客様で、10年前に販売終了しているルーターがひっそりと動き続けているのを目撃したことがありましたが、お客様に伝えるとかなり驚いていました。ルーターはひっそりと毎日稼働しているのであまり気づかないことが多いと思います。なので定期的なメンテナンスや点検などを実施して快適な環境を確保しましょう!

ルートシステムでは、横浜でIT企業として創業して30年の豊富なノウハウと最新の技術でWi-Fi環境の構築やルーターの入れ替えなどをサポートします。まずはお気軽にお問い合わせください。