Wi-Fiの速度が遅い時にすぐに試せる対策5選!
原因や対策も合わせて解説
Wi-Fiの速度が遅い時にすぐに試せる対策5選
この記事ではWi-Fiが遅い際にすぐに試せる対策5選をまとめています。
簡単に試せる内容になっているので、あまり自信がない方でもトライできる内容になっていますので、ぜひ挑戦してみてください。
もしもWi-Fiが遅いだけではなく、他のトラブルも起き始めているという方はこちらの記事も合わせてご覧下さい。
ルーターを再起動する
Wi-Fiが遅いと感じたとき、まず最初に試してほしいのがルーターの再起動です。
ルーターは長時間使用すると熱を持ち、不具合が生じる場合があります。再起動することで一時的に溜まったキャッシュがクリアされ、通信速度が改善することがあります。
また、ルーターがインターネットサービスプロバイダー(ISP)との接続をリフレッシュし、通信の安定性が向上する場合もあります。Wi-Fiの遅い原因が一時的な負荷などであれば、効果的な対策となるでしょう。
最新のファームウェアに更新する
Wi-Fiルーターの速度が遅い原因の一つに、古いファームウェアがアップデートされていないことが挙げられます。
ファームウェアはルーターの性能や安全性を向上させる役割を果たします。定期的に公式サイトなどで更新情報を確認し、最新バージョンへアップデートすることをおすすめします。
最新のファームウェアに更新することで、通信エラーやセキュリティリスクを防ぎ、通信速度や安定性が向上する可能性があります。
周波数帯を2.4GHz/5GHzに切り替える
Wi-Fiには主に2.4GHzと5GHzの周波数帯があり、それぞれ特性が異なります。
2.4GHzは電波が遠くまで届きやすい一方で、混雑しやすく速度が遅くなることがあります。一方、5GHzは高速通信が可能ですが、障害物に弱い特性があります。
Wi-Fiが不安定な場合は、通信環境や利用する端末に合わせて周波数帯を切り替えることで、速度や安定性が改善することがあります。
ルーターの設置位置を見直す
Wi-Fiの通信速度に影響を与える大きな要因として、ルーターの設置場所が挙げられます。
ルーターが壁や家具で遮られている場合、電波が届きにくくなり、通信速度が低下することがあります。部屋の中央や高い場所に設置することで、電波の障害を減らし、快適な通信環境を作ることができます。
また、電子レンジやBluetooth機器など電波干渉を引き起こしやすい機器から離して設置することも重要です。
不要な接続デバイスを減らす
Wi-Fiルーターに接続するデバイスの数が増えすぎると、通信速度が分散されて遅くなることがあります。
家庭用ルーターでは、おおよそ10台前後が適切な接続数と言われています。それ以上の台数を接続している場合は、使用していないデバイスのWi-Fi接続を解除し、回線の混雑を緩和させましょう。
Wi-Fiの速度が遅くなる主な原因
周波数帯と電波干渉
Wi-Fiの通信速度が遅くなる原因の一つに、周波数帯や電波干渉があります。
Wi-Fiの周波数帯は主に2.4GHzと5GHzの2種類があり、それぞれ特性が異なります。2.4GHzは障害物に強いため遠くまで電波が届きやすいですが、Bluetooth機器や電子レンジなども同じ帯域を使用しているため、電波干渉によって速度が遅くなることがあります。
一方、5GHzは通信速度が速い一方で壁や障害物に弱く、範囲が狭くなってしまう場合があります。周波数帯の特徴を理解し、環境に応じて適切に切り替えることで、Wi-Fi速度の改善が期待できます。
接続機器の台数やネットワークの負荷
Wi-Fiルーターに接続する機器の台数が増えすぎると、回線が混雑し通信速度が低下する可能性があります。
家庭用のWi-Fiルーターは一般的に10台前後の接続を想定して設計されており、それを超えるデバイスが同時に通信を行うとネットワークが過負荷状態になります。
特に大容量のデータをやり取りしているデバイスがあると、他のデバイスの通信速度にも影響を与えることがあります。接続していない不要なデバイスを一時的に切断するなどの対策を講じることが有効です。
ルーターの性能や老朽化
Wi-Fiルーター自体の性能や状態も通信速度に大きな影響を与えます。
古いルーターは最新規格に対応しておらず、通信速度が遅い場合があります。特に、理想的な通信速度を発揮するための帯域幅や同時接続性能が不足していることが多いです。
また、長期間使用しているルーターは内部の部品の劣化や故障が原因で通信が不安定になることもあります。このような場合、ルーターへと買い替えることで、通信速度の改善が見込めます。
買い替えの場合、Wi-Fi機器ならなんでもいいというわけではないので事前チェックをしっかりしておきましょう。
設置場所の影響
Wi-Fiルーターの設置場所も重要な要素です。
ルーターが低い位置に置かれている場合、電波が床に反射・吸収されやすく、通信速度が低下してしまいます。
また、壁や家具などの障害物が多い環境では、電波が届きづらくなるため、通信不安定の原因となります。ルーターはできるだけ部屋の中央の高い位置に設置し、障害物を避けるようにすることが推奨されます。
インターネットプロバイダの問題
Wi-Fiが遅くなる原因として、インターネットプロバイダの問題も考えられます。
特に、プロバイダの回線が混雑している場合、契約プランでの最大通信速度が十分に発揮されないことがあります。
また、契約プラン自体が自身の利用状況に見合っていない場合もあります。例えば、大容量データのやり取りや複数デバイスでの同時接続が多い場合には、上位プランへの変更が必要になるかもしれません。
それでもWi-Fiが遅い場合の対策
Wi-Fi中継器やメッシュWi-Fiを利用する
Wi-Fiの通信速度が遅い場合には、Wi-Fi中継器やメッシュWi-Fiを活用することが有効です。
Wi-Fi中継器は、ルーターから発せられる電波を拡張し、部屋の隅々まで届くようにする機器です。一方、メッシュWi-Fiは複数の機器で一つのネットワークを構築し、大きな住宅や複数階の建物でも安定した通信速度を保てるのが特徴です。
特に壁や床などの障害物が電波を遮る環境では、これらの対策が効果を発揮します。設置方法や機器の選定を工夫することで、通信速度の改善が見込めるでしょう。
高性能なWi-Fiルーターに買い替える
Wi-Fiルーターの性能が通信速度の要となる場合があります。
現在使用しているルーターが古い場合や性能が低い場合、より高性能なルーターへの買い替えを検討することが有効です。
最新のWi-Fiルーターは、複数の端末を同時に安定して接続できるほか、より広範囲に電波を届けることが可能です。
また、Wi-Fi 6などの新しい規格に対応している製品を選ぶことで、将来的な使用にも対応できます。
ケーブル接続(有線LAN)の活用
Wi-Fiでも安定した通信が望めない場合、有線LAN接続を活用することが最も確実な手段となります。
有線接続では電波干渉がなく、直接ルーターと端末をつなぐため、最大の通信速度を引き出すことが可能です。
特に大容量データのやりとりが必要な場合や、オンラインゲーム、動画配信など安定性が求められるケースでは有線LANが大きな効果を発揮します。
どうしても復旧しない時は…
紹介したような対処法でもWi-Fiの通信速度が改善しない場合は、重度な障害がネットワーク内で発生している可能性があります。
この場合はネットワークの根本から切り分けて原因を突き止める必要がありますので、ITインフラの知識を持つエンジニアが調査する必要があります。
自社で解決できない場合は信頼できるプロに任せるのも1つの手段です。
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