Wi-Fi「接続が制限されています」の解決策!
ビックリマークの意味や原因をプロが解説
「接続が制限されています」とは?
Wi-Fiトラブルは原因が様々で1つづつ切り分けをする必要があります。これから紹介する対処法で解決しない場合はこちらの記事も合わせてご覧下さい。
接続制限(制限付きアクセス)って?
Wi-Fi接続中に「接続が制限されています」または「制限付きアクセス」といったメッセージが表示されることがあります。
これは、デバイスがWi-Fiルーターと接続していてもインターネットにアクセスできない状態を指します。
例えば、パソコンやスマートフォンでWi-Fiのアイコンに「!」マークが付いたり、エラーメッセージが表示される場合が典型的です。
原因としてルーターやデバイス側の設定や障害が挙げられるほか、インターネットの認証に問題がある場合もあります。
制限されている場合の主な症状と表示メッセージ例
「接続が制限されています」の状態では、以下のような具体的な症状やエラーメッセージが見られることがあります。
- Wi-Fiに接続はできているが、インターネットに繋がらない。
- スマートフォンやパソコンのWi-Fi接続設定画面に「制限付き」や「インターネットなし」と表示される。
- Wi-Fiアイコンに「!」マークが付くケース。
Wi-Fi接続制限が発生する主な原因
ルーターの設定や不具合について
Wi-Fi接続時に「接続が制限されています」と表示される場合、ルーターの設定や不具合が原因であることがよくあります。
ルーターが正しく動作していないと、インターネット接続に不具合を引き起こします。たとえば、ファームウェアが古い場合や、過度に多くのデバイスが同時接続していることで通信が不安定になることがあります。
また、ルーター側のセキュリティ設定やフィルタリング機能が原因で、一部のデバイスが「インターネットなし」と表示される場合も考えられます。これにより接続はできてもインターネットにアクセスできない「制限付きアクセス」といった状態が発生します。
デバイス側(スマートフォンやパソコン)の問題
接続の不具合は、Wi-Fiルーターだけでなくスマートフォンやパソコンなどの接続端末側に原因がある場合もあります。
たとえば、端末のWi-Fi設定が誤っている場合、接続先のルーター情報が古い場合、またはセキュリティソフトや省電力モードがWi-Fi接続を制限していることが考えられます。
さらに、スマートフォンやパソコンの一時的な不具合が原因で、正しく接続されず「接続が制限されています」という表示が出ることもよくあります。
特に、大量のアプリやブラウザタブを開いた状態ではメモリ不足が原因でWi-Fiに繋がらないこともあります。こうした場合、端末を再起動することで問題が解消されるケースもあります。
IPアドレスやDNSの競合
IPアドレスやDNSサーバーの設定が競合していることも、Wi-Fi接続が制限される要因の一つです。
同じネットワーク内で複数のデバイスが同じIPアドレスを使用してしまうと、「IPの競合」が発生し、正常にインターネット接続ができなくなる場合があります。
さらに、DNSサーバーの設定が誤っている場合や、インターネットプロバイダーの提供するDNSが一時的にダウンしている場合も、接続が制限される原因になります。
これにより「インターネットなし」とのメッセージが表示されることがあります。このような競合は、IPアドレス設定を手動で変更したり、DNSサーバーをGoogle Public DNSなどの別のサービスに変更することで解消できる場合があります。
接続制限を解消するための具体的な対策
ルーターとデバイスの再起動を試す
Wi-Fi接続時に「接続が制限されています」や「インターネットなし」という表示が出た場合、最初に試したいのがルーターや端末の再起動です。
この方法は、シンプルながらもっとも効果的な対策のひとつです。ルーターや使用しているスマートフォン、パソコンに一時的な不具合が発生している可能性があるため、一度電源を落として再度起動させることで問題が解消されることがあります。
具体的には、ルーターの電源ボタンをオフにして5~10分待ち、再度オンにします。デバイス側でも同様に再起動を試してください。
これによってネットワーク設定がリセットされることがあり、Wi-Fi接続が正常に戻るケースが多いです。
IP設定やDNSの変更による方法
「接続が制限されています」の表示が再起動で解消しない場合、IP設定やDNSの競合が原因となっている可能性があります。この問題を解決するためには、デバイス側で手動の設定を変更する必要があります。
まず、IPアドレスの設定を確認しましょう。同じネットワーク上で異なるデバイスが同一のIPアドレスを使用している場合、接続が制限されることがあります。
手動でIPアドレスを指定するか、DHCP(IP自動取得)に戻すことでトラブルが解消する場合があります。また、DNSサーバーをGoogleの「8.8.8.8」や「8.8.4.4」などのパブリックDNSに設定することで、Wi-Fiが正常に動作することもあります。
ルーターのファームウェアアップデート
Wi-Fi接続の不調が続く場合は、ルーター自体のソフトウェアであるファームウェアのアップデートを確認することも重要です。
最新のファームウェアをインストールすることで、不具合の改善やセキュリティ向上が図られます。
ファームウェアのアップデート方法はメーカーやモデルによって異なりますが、通常はルーターの管理画面から可能です。
管理画面にアクセスするためには、パソコンやスマートフォンでブラウザを開き、ルーターの管理用IPアドレスを入力します。その後、ログイン画面でIDとパスワードを入力し、アップデートの項目を確認してください。
どうしても復旧しない場合は…
紹介したような対処法でもWi-Fiが復旧しない場合は、重度な障害がネットワーク内で発生している可能性があります。
この場合はネットワークの根本から切り分けて原因を突き止める必要がありますので、ITインフラの知識を持つエンジニアが調査する必要があります。
自社で解決できない場合は信頼できるプロに任せるのも1つの手段です。
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