サーバーの耐用年数は○年!
入れ替え時期や流れと合わせて解説
サーバーの耐用年数とは?
耐用年数とは簡単に言うと「通常の用途で使用した場合に、問題なく使用することのできる期間」のことです。税制上のサーバーの耐用年数は「5年」とされていて、機器の実際の寿命としては「4~5年」です。
耐用年数が5年と言われていますが、実際には4年経過するころに入れ替えるケースが多いです。
なぜかと言うと、4年経ったあたりで不具合や不調がサーバーに現れ始めるからです。具体的にどういった不具合や劣化が現れてくるかは後述で紹介します。
サーバーの入れ替え時期の判断基準
耐用年数が近くなってきた時
耐用年数が近くなった際は早めに入れ替えすることをおすすめします。なぜかと言うと、サーバーの寿命は4~5年とされているからです。4年目になるころを目安に、入れ替えをするとサーバーの状態的にも問題なくデータ移行できるでしょう。反対に5年以上経過しているような、状態が不安定なサーバーからデータ移行しようとする場合、データの損失などが発生するリスクがあります。
サーバーの調子が著しく悪い
サーバーの調子が悪く、不具合が頻発している場合は修理や入れ替えを早めに検討しましょう。不安定なサーバーを使い続け、故障してしまった場合、保存していたデータが破損してしまうケースがあります。業務データが失われてしまうと、経営に影響を与えかねません。そうなる前に早めの修理や入れ替えを検討しましょう。
OSのバージョンが古い場合
Windowsサーバーの場合、OSのバージョンによってサポート期間の期限が定められています。例えば、Windows Server 2012は2023年10月10日にサポート終了となります。重要なデータやアプリケーションを管理しているOSのサポートが切れてしまうと、最新のセキュリティ対策が含まれる更新プログラムを受けられなくなり、マルウェア感染やサイバー攻撃の被害にあうリスクが増加します。
OSのサポート期限はあらかじめメーカーから発表されるので、使用しているサーバーのサポート期限を把握し、早めの入れ替えをしましょう。
サーバーの劣化サイン
サーバーが劣化してくると以下のような不調が現れ始めます。
- サーバーへのアクセス処理が遅い
- 電源がつかない時がある、勝手に電源が落ちる
- OS(Windows)のエラー画面が表示される
- サーバー本体の操作が遅い、フリーズする
- 短期間で何度も修理をしている
こういったサインが見え始めたら入れ替えを検討した方が良いでしょう。
サーバー入れ替えの流れと注意点
サーバー入れ替えの流れについて
サーバーの入れ替えをする際には、アプリケーションやユーザー権限の移行など、様々なデータをを新しいサーバーへ移行する必要があります。そのため、データ量に応じて移行する作業時間が異なり、短時間で終了する作業ではありません。
また、アプリケーションの移行をする際に、導入した業者に依頼しなければいけないこともあります。早めに段取りをしておかなければいけません。
サーバー入れ替えにおける注意点
サーバーの入れ替えで最も多いのは、データの移行漏れです。正常にデータが移行されず、以前はあったデータが新しいサーバーでは無くなっているということが起きる場合があります。データの取り扱いは慎重に行い、万が一データ移行漏れが発生しても対応できるような対策を考えておく必要があります。
また、クライアントPC側で正常にアクセスできるかを確認し、できない場合はアクセス権やアドレスなどの調整を行う必要があります。導入する前に環境の確認と、段取りは組んでおきましょう。
サーバーの耐用年数を考慮して入れ替えを準備しましょう
サーバーの耐用年数は「5年」、機器の寿命としては「4~5年」です。故障してしまう前に早めに入れ替えを検討しておくことで、データ損失などのリスクを最小限にすることができます。目安としては導入から5年を迎える前に入れ替えると問題なく移行できるでしょう。
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