ホームルーターが遅いのはなぜ?
仕組みから対処法までわかりやすく解説
ホームルーターの仕組み
コンセントに挿すだけでネットが使えることで人気となったホームルーターの仕組みをご存知でしょうか?従来の方法だと、インターネットを利用する場合は固定回線を屋内に引き込み、ルーターを経由する仕組みとなっていました。それに対し、ホームルーターは固定回線を必要としません。
なぜかというと、スマートフォンと同じモバイル回線を利用しているからです。いわば、ホームルーターとはモバイル回線を中継する機器とも言えます。そのため電源さえ確保できればスマートフォンと同じで、インターネットを利用できるようにな離ます。難しい設定や工事、契約が必要なく固定回線を引き込めないような環境でもインターネットを利用できるので人気となりました。
そんなホームルーターですがトラブルが多く、一時期はSNSで話題となりました。通常の固定回線には無い特有のトラブルが原因です。この記事ではそういったトラブルの対処法や原因を紹介します。
【対処法】ホームルーターが遅い時にすべきこと
ホームルーターのが遅い、調子が悪いなと感じた時にまずは以下の方法を試してみてください。
1.本体の再起動
まずはホームルーターの再起動です。再起動することで機器内部で起きている不具合や不調をリセットできる可能性があります。また、再起動することでモバイル回線との接続をやり直すことができるので、電波のトラブルの解決につながる可能性も高いです。
2.本体の設置場所を変える
ホームルーターはモバイル回線を中継しWi-Fiを飛ばしているので本体の設置場所によって速度や電波の強弱に波が出てしまいます。窓など外とつながる場所に近くでなるべく高いところを選定しましょう。
壁などの遮蔽物が電波の通りを悪くしていることが多いのですが、電子レンジなどの電波の周波数が近い家電製品の近くにホームルーターを設置してしまうのもNGです。電子レンジが電波に干渉してしまい、Wi-Fiの速度を著しく低下させてしまう可能性があります。
3.通信制限になっていないか確認する
ホームルーターはプランによって、スマートフォンと同じく「通信制限」という縛りがあります。通信を規定以上してしまうとインターネットの速度が急激に落ちてしまいます。プランや現在の利用状況を確認してみると把握できるかと思います。
4.Wi-Fiに接続している機器を減らす
ホームルーターだけに言えることでは無いのですが、同時に接続している機器が多くなるとそれだけホームルーターに負荷がかかり、許容範囲を超えれば通信ができなくなるケースもあります。あらかじめホームルーター本体の同時接続台数を把握しておくことをおおすすめします。
5.有線LAN接続をする
ホームルーターの背面や側面、底面などにLANポートという差し込み口があります。そこへLANケーブルを接続すれば通常のルーターと同じようにインターネットを利用できるようになります。もし「Wi-Fiは使えないけど有線LANなら使える」というような状態であれば機器の故障が考えられます。早めに契約元に問い合わせましょう。
なぜホームルーターが遅くなるのか
ホームルーターはそもそもスマートフォンと同じ「モバイル回線」を中継する機器なので、通常の固定回線と比べると不安定で速度も低下しやすいのです。固定回線の場合、ひかり回線という専用のインターネット回線を屋内に「有線」で引き込むため安定したインターネットが利用できるようになっています。
仕組み上どうしてもホームルーターはデメリットを抱えてしまっているので、お仕事など安定して速度の出るインターネット環境をお求めであれば「固定回線」をおすすめします。
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