Wi-Fiがよく切れる原因はコレ!
接続を安定性させる方法をプロが解説
Wi-Fiがよく切れてしまう原因
この記事ではWi-Fiがよく切れる際の原因と対策について紹介します。
これから紹介する対処法で解決しない場合はこちらの記事も合わせてご覧下さい。
ルーターの不具合の可能性
Wi-Fiがよく切れる原因としてまず考えられるのは、ルーター自体の不具合です。
ルーターは長時間稼働し続けると負荷がかかり、動作が不安定になることがあります。また、ルーターの設定が適切でない場合も、接続が途切れる原因となります。
たとえば、Wi-Fiチャンネルが混雑していると、他のネットワークとの干渉により接続が遅い、または「インターネットなし」の状態になることがあるため、チャンネル設定などの見直しが必要です。
電波干渉による問題
Wi-Fiの電波は周囲の機器や他のWi-Fiネットワークからの干渉を受けやすい特徴があります。
例えば、電子レンジやBluetoothデバイスなどが稼働することで、Wi-Fiの接続が不安定になることがあります。
特に「2.4GHz」の周波数帯は、多くのデバイスに利用されているため、電波干渉による影響が出やすいです。この場合、「5GHz」や「6GHz」の周波数帯を利用することで、問題が改善される場合があります。
設置場所や障害物による問題
Wi-Fiルーターの設置場所も大きな影響を与える要因です。
ルーターと接続端末の間に壁や家具などの障害物があると、電波が遮られて接続が不安定になることがあります。
また、ルーターを床に置いたり、部屋の隅に設置したりすると、電波が効率よく届かず、頻繁に切れる原因になります。接続を安定させるためには、ルーターを部屋の中心や高い場所に設置することを検討してください。
端末側の設定や不具合
Wi-Fiが頻繁に切れる場合、原因が接続する端末にある場合も少なくありません。
例えば、端末のWi-Fi設定や古いOS、ソフトウェアが影響している可能性があります。また、パソコンやスマートフォン自体に不具合が生じている場合や、Wi-Fiドライバーが最新バージョンに更新されていない場合は、接続が安定しないことがあります。
端末を再起動したり、設定やソフトウェアの更新を確認することが重要です。
同時接続台数が多すぎる
Wi-Fiルーターには対応できる同時接続台数の限界があります。
その限界を超えて多くのデバイスを接続している場合、通信の優先度や強度が分散され、結果的に接続が不安定になることがあります。
特に動画再生やオンラインゲームなど、大量のデータ通信を伴う用途が重なると、Wi-Fiが遅い、または切れるといった問題が発生しやすくなります。接続台数を減らしたり、高性能のルーターに買い替えることも解決策の一つです。
接続を安定させるための対策方法
Wi-Fiルーターの再起動を試す
Wi-Fiがよく切れる場合、最初に試すべき方法がルーターの再起動です。
長時間稼働し続けたルーターは負荷が溜まり、接続が不安定になりがちです。一度電源を切り、数分待ってから再び電源を入れることで、内部のエラーが解消されることが多いです。
この方法はとても簡単ですぐに試すことができるので、インターネットが遅いと感じたときや「インターネットなし」と表示されてしまった場合にも効果がありますので、トライしてみましょう。
設置場所の見直し
Wi-Fiルーターの設置場所は、電波の安定性に非常に大きな影響を与えます。
ルーターが壁や家具に囲まれている場合、電波が遮られ、接続が安定しづらくなります。また、電子レンジやBluetoothデバイスなどの電波干渉を受けやすい家電製品が近くにある場合も問題です。
Wi-Fiルーターは部屋の中央や高い場所に設置すると、電波が行き届きやすくなります。
周波数帯(2.4GHz/5GHz)の変更
Wi-Fiの周波数帯には「2.4GHz」と「5GHz」があります。
それぞれ特徴が異なり、接続の安定性に影響を与えます。2.4GHzは障害物に強く広範囲で利用できますが、他のWi-Fiや電子機器と干渉しやすいというデメリットがあります。
一方、5GHzは電波干渉が少なく高速通信が可能ですが、障害物に弱く範囲が狭いのが特徴です。Wi-Fiがよく切れると感じた場合、状況に応じて周波数帯を切り替えてみると改善することがあります。
ルーターのファームウェアを更新する
Wi-Fiルーターのファームウェアが古いと、接続が不安定になったり脆弱性が発生したりすることがあります。
メーカーから提供される最新のファームウェアをインストールすることで、パフォーマンスの向上や不具合の修正が期待できます。
多くの場合、ルーターの管理画面から更新作業を行えます。「Wi-Fiが切れる」「インターネットの速度が遅い」などの症状が続く場合は、ファームウェア更新を試してください。
知っておきたい!Wi-Fiを使う上での注意点
周波数帯の特徴を理解しよう
Wi-Fiは主に2.4GHzと5GHzという2つの周波数帯を利用しています。
それぞれ特徴が異なるため、使用環境に応じて適切に選択することがポイントです。2.4GHzは通信範囲が広く壁などの障害物にも強い一方で、電子レンジやBluetoothなど他の電波から干渉を受けやすい特性があります。
一方、5GHzは干渉が少なく通信速度が速い反面、通信範囲が狭く障害物に弱いという特徴があります。Wi-Fiがよく切れる場合は、これらの特性を理解し、環境に応じた周波数帯を選択することで接続を安定させることが可能です。
Wi-Fiのセキュリティ設定について
Wi-Fiを安全に使うためには、セキュリティ設定が重要です。
特に「WPA3」や「WPA2」のような最新の暗号化方式を利用することで、通信内容が第三者に盗み見られるリスクを軽減できます。
また、パスワードは推測されにくい強力なものを設定することが推奨されます。パスワードを設定していない場合や脆弱な暗号化方式を選択している場合、不正に接続される原因となり、接続の不安定さやスピード低下を招くこともあります。
接続台数を適切に管理するコツ
Wi-Fiルーターに接続する端末が多すぎると通信速度が遅くなったり、接続が切れるなどの問題が発生します。
多くのWi-Fiルーターには同時に接続できるデバイスの上限が設定されています。そのため、スマートホームデバイスや複数のパソコン、スマートフォンを一つのルーターに接続している場合は注意が必要です。
使っていないデバイスを極力オフにしたり、ゲスト用のSSIDを利用して接続端末を分散させるなど、台数を適切に管理することでWi-Fi接続の安定性を向上させることができます。
どうしても復旧しない場合は…
紹介したような対処法でもWi-Fiの安定性が改善しない場合は、重度な障害がネットワーク内で発生している可能性があります。
この場合はネットワークの根本から切り分けて原因を突き止める必要がありますので、ITインフラの知識を持つエンジニアが調査する必要があります。
自社で解決できない場合は信頼できるプロに任せるのも1つの手段です。
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