拠点間VPNで社内のデータ共有を効率化!
リモートアクセスVPNとの違いは?
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拠点間VPNとは?
拠点間VPNの基本的な概念
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そもそもVPNとは何かというと、社内ネットワークと外部ネットワークを繋ぎ合わせ、どこからでも社内ネットワークにアクセスできるように仮想的な専用回線を構築する技術のことです。この技術を使い、本社と支社といった別の拠点どうしのネットワークを繋ぎ合わせ、データ共有などを効率化することを「拠点間VPN」と言います。例えば本社にサーバーを設置し、支店と拠点間VPNを構築することで、本社サーバー内のデータを支社でも利用できるようになります。
メールや外部サービスを利用せずとも、常に最新のデータをリアルタイムで共有できるため、作業の効率化が図れます。
拠点間VPNの仕組み
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VPNを構築するにはVPN機能を持ったルーターや、接続先を指定してVPNを接続するため、固定IPアドレスやDDNSサービスなど静的なIPアドレスまたはホスト名が必要になります。一般的に使われている方法としてIpsec-VPNという認証方式を設定し、別拠点のVPNルーターと通信を取り合う形になります。
簡単にまとめると「インターネットを経由して別拠点のルーター(ネットワーク)に認証情報を使ってアクセスする」ということになります。
拠点間VPNの導入メリット
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拠点間VPNの最大のメリットは「別拠点同士のデータ共有が容易になる」ということです。VPNがない場合、メール送信や外付けHDDなどの外部メディアでデータを渡す必要があります。この場合、情報漏洩などのセキュリティリスクや機能的な制限が発生します。
拠点間VPNは、暗号化された仮想回線を構築するので、セキュリティリスクを最小限に抑えながらデータ共有することができます。
また、データ共有のためにメールやクラウドストレージなどの外部サービスを経由する必要がないため、コスト削減にもつながります。
リモートアクセスVPNとの違い
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リモートアクセスVPNとは、拠点間とは異なり、PCから社内ネットワークへVPN機能を使ってアクセスすることを言います。拠点間VPNは常時接続されているのに対し、リモートアクセスVPNは必要なタイミングで接続をし、外出先のPCでも社内ネットワークにいるかのようなデータ共有が可能となります。
リモートアクセスVPNについてより詳しい記事がありますので、参考にして下さい。
関連ページ:リモートアクセスならVPN!導入メリットと活用シーンを紹介
拠点間VPNの導入を検討する際のポイント
適切なネットワーク設計の構築
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VPNを構築するにはインターネット環境はもちろん、「VPNルーター」が必要になります。ルーターにはさまざまなモデルがあるため、社内ネットワークの通信に対応した性能が必要になります。また、ネットワーク内で共有したくないデータをどう隠すかなど、情報管理も検討しなければなりません。
VPNを構築するということは、その他のサーバーやPCといった機器のアクセス設計も考える必要があり、誤った設計のまま運用すると予期せぬ情報漏洩や不正アクセスにつながるケースも考えられます。
セキュリティ対策の強化
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VPNを構築する際に気をつけなければいけないのがセキュリティ対策です。近頃、VPNルーターの脆弱性を利用した不正アクセスが増加しています。こういったサイバー攻撃を対策するためには、UTMやログ管理機器の導入がおすすめです。
UTMとは「統合脅威管理」と呼ばれている機器で、名前の通り一台にさまざまな機能を持っています。VPNルーターと社内ネットワークの間に設置することで、不正アクセスや情報漏洩を防ぐことができます。
また、ログ管理機器を導入することで、トラブルが発生した際の対処がスムーズになることや、セキュリティリスクを事前に見つけることができます。VPNルーターの脆弱性対策のために、常に最新のファームウェアで運用するなど保守作業も必要です。
関連ページ:UTMはもう古い?ちゃんと守れてるの?さらにセキュリティを強化する方法を紹介
【導入事例】拠点間VPNを導入した企業の紹介
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学校のICT化に伴うネットワーク・無線環境の再構築
https://root-s.co.jp/news/case/1129/
拠点間VPNで業務効率化!
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拠点間VPNを構築することで、離れている拠点同士でもデータ共有が容易になり、コストやセキュリティリスクの低減を可能にします。しかし、セキュリティリスクはゼロにはできません。そのために事前の設計が必要となり、セキュリティも合わせて構築することがベストでしょう。
ルートシステムでは、拠点間VPNの構築やセキュリティ対策を30年間のノウハウを活かし、プロの技術でサポートします。ご相談は無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。