ヤマハのルーターはなぜ人気なのか？
そのワケとは？

ネットワーク

2023/05/02

2024/11/07

ヤマハのルーターが国内シェアで上位に

ルーターのシェア率でヤマハは「17.8%」と国内で2番目に高い割合となっています。特にオフィスのPCの台数が1台〜50台の小規模、中規模法人へのシェアは国内1位となっています。なぜヤマハのルーターがここまで人気なのかを紹介していきます。

ヤマハのルーターが人気の理由

高い信頼性と安定性

ヤマハのルーターは、ファームウェアの自動更新やセキュリティアップデート機能が備わっており、最新の脆弱性やセキュリティ上の問題に対処できるようになっています。また、多層防御技術を採用し、不正アクセスやDoS攻撃などの脅威からネットワークを保護することができます。

さらに、ファイアウォール、VPN接続、IPアドレスフィルタリング、ポートフォワーディング、QoS制御、WPA2-PSK暗号化などの機能があります。これらの機能を適切に設定することで、ネットワークをより安全に利用することができます。

低コストなのに機能が高い

ヤマハのルーターは、高いパフォーマンスとVPNなどの豊富な機能を備えながら、比較的リーズナブルな価格帯で提供されているため、コストパフォーマンスに優れていると評価されています。

特に、中小企業向けのルーターである「RTXシリーズ」は、高いスループットやセキュリティ機能を備えながら、競合他社の製品に比べて比較的低価格で提供されています。

管理機能が揃っている

ヤマハのルーターは、Webブラウザを使用してルーターの管理画面にアクセスすることができます。この管理画面では、各種設定を行うことができます。例えば、ルーターのIPアドレスやパスワード、セキュリティ設定、ポートフォワーディングやVPN接続などの設定を行うことができます。他のメーカーのルーターにもWebブラウザ上の管理画面が存在しますがヤマハの管理画面が比較的、他のメーカーよりも見やすく操作も簡単です。

さらに、ヤマハのルーターには、SNMP（Simple Network Management Protocol）やSyslogなどのネットワーク管理プロトコルをサポートしており、ネットワークの監視やトラブルシューティングに役立ちます。

設定難度が低いのですぐに運用できる

通常の運用であればヤマハのルーターは、他メーカーの法人向けルーターよりも設定が簡易化されていて、ネットワークの知識が浅いユーザーやエンジニアでも扱いやすくなっています。追加で設定をする際は、コマンドで入力する場合もあるので決してすべてが簡易的ではありませんが、その扱いやすさから、導入・運用までの時間を削減できます。業務を長時間止めるような心配が少なくなります。

ヤマハの代表的な機種

RTXシリーズ

RTXシリーズは、高速で信頼性の高いワイヤレスネットワーク接続を提供するために設計されています。多くのモデルでは、最新のIEEE 802.11規格に対応しており、高速なWi-Fi接続を提供します。また、多くのセキュリティ機能を備えており、安全なネットワーク環境を実現します。

RTXシリーズは、家庭用やビジネス用など、さまざまな用途に適した複数のモデルがあります。一部のモデルには、VPN（仮想プライベートネットワーク）機能やファイアウォール機能も搭載されており、セキュリティ面でも高いレベルの保護が可能です。

NVRシリーズ

NVRは、IPv6に対応し、高速かつ信頼性の高いパケット転送を実現することができます。また、セキュリティ機能も充実しており、DoS攻撃対策やファイアウォール機能、VPN機能などを備えています。これにより、ネットワークセキュリティの強化や、リモートアクセスの安全な運用が可能となります。

さらに、NVRシリーズには、高度なトラフィックコントロール機能が搭載されており、ネットワークトラフィックの最適化が行えます。帯域制御やQoS（Quality of Service）制御により、ビジネスアプリケーションやリアルタイム通信など、重要なトラフィックを優先的に処理することができます。

また、NVRシリーズは、シンプルなウェブインターフェースによる設定が可能で、管理者にとっても使いやすいルーターとなっています。ヤマハのNVRシリーズは、多様なニーズに応える幅広いラインアップを備えており、中小企業から大規模ネットワーク環境にまで対応しています。

ヤマハのルーターはなぜ人気なのか？そのワケとは？